売上拡大や業績向上を目指すには、「企業能力の向上に必要な要素とは何か」ということを改めて考えることが基本となります。
学習とビジョン
企業全体の能力となる社員個人の能力を向上させるためには、学習システムの構築によって学習する力をつけることが必要です。
社員個人が学習した様々なことが組織全体の学習へとつながり、次なる革新や進化を生み出していくのです。
経験や成果からだけではなく、1年・3年・5年ごとの経営計画や10年先のビジョンなどを明確にすることで見えてくる様々なことからも、多くのことが学べます。
スキルやノウハウを率先して学習する人材と、スキルやノウハウを指導するリーダーシップが学習システム構築のポイントとなります。
企業としてのビジョンが明確であれば、率先して学習する人材が目標や目的を設定しやすくなり、指導するリーダーシップの方向性をしっかり定めることができるのです。
気づきと行動
ビジョンに向かって組織全体で積極的に学習するためには、モチベーションを高めることが必要不可欠です。
モチベーションは期待・欲求・目標・行動などの要素で構成されますが、それらの要素を組織全体に浸透させるためにはコミュニケーションが重要となります。
コミュニケーションは、相手を理解し人間関係を構築する上でとても重要で、その方法や質によってモチベーションをどんな方向にも操作することができるのです。
高いモチベーションと理想的なコミュニケーションがある環境では、様々な視点での気づきが生まれます。
特に、企業の現状や戦略に関する気づきは、業務改善や新しい戦略の策定という行動にも大きな影響を与えるのです。