顧客が商品の購入やサービスの利用に踏み切るときというのは、その商品やサービスに対してお金を出す価値があると判断したときです。
こちらでは、顧客と価値について考えてみたいと思います。
価値を決めるのは誰か
商品・サービスの価値を決めるのは、紛れもなく顧客です。
売り手がいかにこだわり、心血を注いだ製品であっても、顧客にとって価値が無ければ意味がありません。
もちろん、こだわりを入れなくても良いということではなく、最終的な決定権は顧客が持っているということです。
会社で大変な思いをして作った製品が、顧客にとって重要な商品であれば「価値がある」と認識されますし、逆もまた然りです。
何に対して価値を見出すのかは千差万別ですが、全ての顧客が最終的な決定権を持っているという部分は共通しています。
差別化と価値について
新製品や新サービスを確立するためには、同様のサービスを行っている競合と差別化を図らなければなりません。
質に差別化を図るのか、値段に差別化を図るのか、アフターフォローに差別化を図るのか、差別化のはかり方は様々ですが、常に顧客の価値を意識しなければなりません。
顧客が求めていない部分で差別化を図っても、競合と差をつけるのは難しくなってしまうからです。
注力すべきは顧客価値創造
マーケティング戦略では、市場調査を行ってターゲティングをし、それに合った製品や広告を作って売上向上を図ります。ここで度外視してはならないのが、顧客にとっての価値です。顧客ニーズを充足させるためには、ニーズをさらに細分化・分析し顧客価値創造に注力することが大切になります。