日本経済新聞2021年6月6日号の朝刊1面「チャートが語る:学び直し 世界が競う 出遅れる日本」という記事に注目しました。
・上図は「主な先進国の労働生産性と仕事関連の再教育への参加率の比較」です。学び直しと生産性には一定の相関関係があります。
・経済開発機構(OECD)のデーターで見ますと仕事に関する再教育へ参加する人の割合が高い国ほど時間あたり労働生産性が高い。
・時間あたりの労働生産性では日本は韓国と並んで低位にあり50ドルを下回っており欧米諸国に比べて半分ほどで、この20年日本は
生産性の伸びが見られないようです。
・仕事関連の再教育参加率が日本は35%程度で50%を超えるデンマークやスウェーデンなど欧米の生産性は上位にある
・一方社員のITスキルの不足を多くの企業が懸念しており日経とパーソルの共同調査から従業員数300人以下では生産・製造、営業・
マーケティング、研究開発、情報システム、経営管理の5分野中、営業・マーケティング、研究開発、情報システムの3分野において
「不十分」生産・製造、経営管理の2分野では「十分」「不十分」ではなく「平均」という回答が寄せられている。(図表不掲載)
・生産性向上に必須のスキルを幅広い人材が高められる仕組みを整えなければ国際競争に出遅れる恐れがある。
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以上の記事から日本企業の「仕事関連の学び直し」が遅れています。当社も中期経営計画指導、さらには社員研修や管理職研修、幹部研修に
力を注いできた経験から、一層内容の充実を図ってお客さまの要望に応えていきたいと思います。