NO10 売上拡大

2014年12月23日

「売上を伸ばす」・・・今の時代、現実には売上好調という企業はせいぜい10%、20%くらいで80%の企業様では売上低迷に悩んでおられます。理由は簡単で

1つ目は該当産業や事業分野の国内需要(地域需要)の伸び悩みと熾烈な競争です。

2つ目は「同じ顧客に同じ商品を同じ販売方法で売っている限り売上は伸びない」という当たり前の原則に縛られている事です。「やはり売る商品を増やすか、売るお客様を増やすか、販売方法を変えるか」何かを変えてお客様に応え増やしていかないと売上はなかな伸びません。

売上が伸びない企業様で一番多いケースは企業として年度予算を組んで、全社で達成に取り組むやり方です。しかしこのスタイルに潜む大きな欠点は予算を下部組織に割り付けただけで、企業に内在する現状の課題や本質的問題の解決につながっていない事です。「昨日と同じことを繰り返しているだけでは明日は何も変わらない」ということになるのです。よって「経営サイドでも現場サイドでもお客様や社員に耳を傾けお客様を創造する新しい行動を起こす」ということがなにより大事になります。

お客様は「新しいもの」「価値あるもの」を求めています。

現状の課題、本質的問題とは何か?

 1 商品・サービスに独自性や特別の魅力・価値がない。新しい価値づくりが十分進んでいない

 2 社内にボトルネック(障害 隘路)があり顧客のニーズに応えきれていない

 3 人材育成が進んでいない、次代を担う幹部候補人材の育成が出来ていない

などの問題があります。もう1つ経営者の「志」の問題があります。自分の会社を「どんな会社にしたいのか!」・・・現状維持でいいのか、経営者の意志や志が現実の経営にどうしても反映されます。もちろん現状維持でも利益があがり、お客様、経営者、株主、従業員が満足しているならなにも問題はありません。

売上拡大はこうした経営者の意志や志の問題と環境変化や顧客ニーズにどう対応していくかという問題に答えを導かなければ達成できません。経営は「商品力」「営業力」「管理力」の総和です。新しい魅力ある商品・サービスの開発投入、新規顧客の開拓、顧客満足の向上、利益の創出に向かってもう1段、挑戦し改革を積み重ねる必要があります。同時に若手の人材育成、幹部候補人材の育成に注力して頂きたいと思っています。人を育て活かすことが新しい改革・成長・発展のエネルギーを生むことになります。PBCも全力で応援致します。