NO 11 うれしい年賀状

2015年1月7日

多くの年賀状のやり取りをした正月ですが、その中でひときわうれしい年賀状がありました。

それは過去10年の間、勤務先で3回実施しました若手社員対象(30~40代前半までの課長、リーダークラス)の「経営塾(次代の経営幹部候補育成)」メンバーからのものでした。当時私は塾長であったり事務局長みたいな立場でこの研修のサポートをしておりました。

①期間は1年半、月1回の講義研修、②月1冊の経営関連書籍の読書とレポート提出③前半「ベンチマークとなる企業の経営分析を主体にしたグループワークと分析結果発表」④中間での合宿研修、⑤後半「中期事業計画策定のグループワークと提言発表」などです。途中、中間発表では厳しい指摘を行うなど結構ハードな研修だったと思います。そして要所要所で経営トップの参加を頂きました。参加者はいずれも中間管理職で9時、10時までの残業は当たり前、その中での読書、研修受講、ワークでしたが本当に良くやり切ったと思います。

年賀状には『当社も新体制になりましたが、厳しくご指導いただきました経営塾卒業メンバーの働きや責任感が目立っています。貴重な経験をさせていただいたと、いつも感じています』というものです。うれしかったですね。講師の先生方、関係者にも感謝です。彼らの成長、会社の発展が我々の喜びです。

経営塾の特徴は①全社的な人的ネットワークが出来る、②経営全般の基本知識の習得ができる③経営トップと身近に接する機会が増える④経営視点でものを考える機会を得る事だと思います。中でも「経営分析」と「事業計画」をグループワークに取り入れたことが実践的な研修になったと思っています。(いずれも発表会という形で経営トップに聞いてもらいました)

人材育成の仕事やコンサルをやっていると、こうした受講者、卒業生からの一言は大きな励みとなり勇気を頂きます。そして企業を発展させるのはやはり「人材」であることをつくづく実感します。人材育成への強い想いと愛情をもって今後も取り組んで参りたいと思います。

ある有名人が言っていました「人生の成功は①DNA②教育(学習)③経験④運である」と