NO 18 経営って何だろう

2015年7月31日

 ビジネスの世界に入って永年「経営」について、何が本当の解なんだろう!と、ずーっとそういう問題意識をもっ

    て 仕事をして きました。今日は、そんなテーマで考えてみたいと思います。

1 「会社の発展」と「社員の幸福」

  会社の経営に永年携わってきて、究極の経営とは何かを考え、行き着いたのはやっぱり「会社の発展」と「社員

        の 幸福」です。「社員の働きがい、満足」は会社発展の大きな原動力になります。

  40年近く前に静岡にある科学機器総合商社のE社さんに訪問した折、会社の玄関にこの2つの言葉が掲げられ

  ており感動し見入ってしまったのを覚えています。創業者の「経営理念」です。E社さんは実際の経営において

  も、永年この2つを実践され、経営の隅々まで息づいています。まさに経営の両輪です。また「社員の成長・

  幸福」と「企業の発展」は表裏の関係にもあります。さらに「企業の発展」には顧客の満足が必要条件です。

2 環境の変化に対応して生き抜く

  近年パナソニックやシャープ、ソニー等日本を代表する企業がここまで苦しむ姿を初めて見ました。

  それほど、ここ10年のグローバルな競争環境や市場環境の変化が大きかったと思います。リーマンショックも

  追い打ちをかけました。そうした変化に過去の成功体験にとらわれ、なかなか的確な経営判断が出来ず後手に

  廻る。電機業界を代表する企業のリストラに次ぐリストラを見て、その傷の深さに驚愕するばかりです。そして

  何とか再生してほしいと願っています。またある時、建築・土木業界で廃業した中小企業経営者の方にお聞きし

  た事ですが、官公庁需要がバブル期以降1/5,1/10に激減して仕事が減り経営が立ちいかなくなり、やむな

  く廃業した話しです。この場合の選択肢として「廃業」の決断はありと思います。

  しかし「経営」は「環境の変化」に対応し「存続・継続」が経営であることは事実です。もちろん企業の成長・

  発展には「明確な経営理念」と「勇気と実行力」が大切です。一方「石橋をたたいて渡る慎重さ」も大切です。

3 「企業の強み」を磨き人材育成で誇れる会社を創る

  最後は、やはりどんなに時代の変化があろうと生き残っていくためには「企業の強み」を磨き、「強さとしなや

  かさ」を兼ね備えた健全な経営を目指すべきでしょう。それらを担うのは「人材」と「仕組み」であり「人材育

  成」への強い意志と取り組みが企業を変えます。また「強さ」とは提供する商品やサービス・技術が群を抜いて

  優れたものになるよう顧客価値を高めることです。そして多くのステークホルダー(仕入先、得意先、社員、株

  主、地域社会等利害関係者)に支持される経営に尽きます。「わが社の強み」を明らかにし磨き抜くことです。

経営とは定めた事業領域で経営資源(人、物、金)を投入し効率的企業活動によって顧客価値を高め社会貢献する

経済活動といえます。そのためには経営理念、経営方針のもと収益を上げ投資し企業の維持存続・発展が必要です。