NO98 ウェルビーイング

2022年6月28日

 最近、新聞、雑誌等でちょくちょく目にする言葉なのですが、これからの時代の中心的な考え方でワークライフバランスよりも

注目されると思います。

ウェルビーイング(Well-being)は健康、幸福、福祉などに直訳されます。1946年に世界保健機関(WHO)が設立時、世界保健機関

憲章において「健康とは、単に疾病がない状態ということではなく肉体的、精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にある」

と定義されています。健康を狭い意味での心身の健康のみをさすのではなく感情の部分や社会的に良好な状態を維持していることなど

も含め、広い意味での「健康」を解釈しており、それを推進しようとしています。

ウェルビーイングが注目されるようになった第1の理由に「モノ」から「心の豊かさ」へ価値観が変化してきたことがあげられます。

効率や利益、売り上げなどの経済指標を優先してきた結果、格差の拡大や地球環境の悪化、貧困などさまざまな問題が起きました。

これからは地球規模で調和やより良い社会をつくる方向へと変わろうとしてきているのです。

日本では2019年から働き方改革関連法の施行を開始しています(時間外労働の上限規制、有給休暇の確実な取得、フレックスタイ

ム制の拡充、雇用形態に関わらない公正な待遇など)2021年9月「日経Well-beingシンポジウム」が開催され政府や企業関係者、

有識者によって、ウェルビーイングの実現へ向けた議論が行われました。2021年は日本におけるウェルビーイング元年とも言われてい

ます。

ウェルビーイング経営を実現するために必要な要素は次の4つのようです 

 1 良いコミュニケーション環境をつくる  2 健康増進  3 労働環境の見直し  4 ビジョンの共有