NO100 大切にしたい会社

2022年8月13日

2008年に初めて「日本でいちばん大切にしたい会社」を出版された著書で元法政大学の坂本光司教授が一番訴えられていることは

「経営にとって大切な5人の人」を本当に大切にした経営を実践してきたかを問われています。

       ・1人目は「社員とその家族」                        

       ・2日目は「仕入れ先や協力工場等で働く社外社員とその家族」

       ・3人目は「現在顧客と未来顧客」

       ・4人目は「地域住民、とりわけ障がい者や高齢者などの社会的弱者」

       ・5人目は「株主・出資者・支援者」

坂本先生は企業経営とは「企業に関わりのあるすべての人々の永遠の幸せを追求・実現するための活動です」。そして「企業経営の目的、使命は業績を高めることでも、企業を成長発展させるためでも、ライバルを打ち負かすためでも、さらにランクやシェアを高めることでもありません。あえて言えば、これらは企業経営の目的、目標にすべきことではなく、企業の真の使命と責任である「人」を本当に大切にした経営を実践してきたかどうかの結果現象に過ぎない」と言われています。

坂本先生がある時、神奈川県川崎市の日本理化学工業という会社の話をされました(編集者談) その会社が50年前に、社員みんなの願いで身障者の女の子2名を採用したこと、以来ずっと身障者の方々を雇用し続け、今では全社員に占めるその比率が70%にも達していること。そのうえで、訪問した際にお茶を入れてくれた高齢の女性が、50年前に初めて採用した身障者の女の子であることを聞き、不覚にも涙がこぼれた、等のお話でした。 その際に坂本先生が結びのことばとして話されたのが、「私はこの会社こそ、日本でいちばん大切にしたい会社だと思っています」というものでした。 既にこの本はシーリーズで7巻になっていて数十社の会社が紹介されています。