2022年4月

NO96 経営の原理原則

2022年4月26日 火曜日

経営コンサルタントとして名高い小宮一慶氏の「経営が必ずうまくいく考え方」(PHP研究所刊)の経営の原理原則を紹介します。

小宮一慶先生(こみや かずよし)の授業・動画|オンライン動画 ...の画像

・戦略を立てるにしても、ベースは理念なのです。自然の法理に適っていれば成功するほかありません。正しい考え方があれば経営は

 うまくいきます「志」「哲学」「理念」「ミッション」「ビジョン」がそれに相当します。私はドラッカー、松下幸之助の

 「道を開く」「実践経営哲学」からそれを学びました。

・経営とは1会社の方向付け 2資源の最適配分 3人を動かす の3つからなります。 そのため3つのことを勉強してください。

 1つ目は新聞を読むこと 会社は例外なく社会という大きな器の中で、その動向に影響を受けます。世の動向を常に知っておくこ

 とは経営者の意思決定に欠かせません。2つ目に経営の原理原則を学ぶこと。3つ目は正しい生き方を知ること。正しい生き方を

 知れば必然的に正しいビジネスのあり方がわかります。

・会社の使命の根幹は2つあります。1つはドラッカーが言うところの「独自の貢献」マーケティングの概念で言えば「QPS」です。

 QPSはクオリティー(品質)プライス(価格)サービスの3要素。ここで言うサービスとは「お金を払わない部分の価値」を意味し

 ます。「清潔だから」「対応が丁寧だから」「店員さんと顔なじみだから」などです。

・もう1つの会社の存在意義の根幹は何か。それは「人」です。「働く人を活かし、幸せにする」働く幸せと経済的幸せです。

 社会に独自の貢献を行うことと従業員を活かして幸せにすること。会社の普遍的な存在意義は、この2本柱で成立します。

 あとは「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」ことです。

・そして「お客様第一」であること。「お客さま本位の志と理念が社員を動かします」お客さまが求めること、喜ぶことを実践して

 いる限り、売り上げは伸びます。